暗室用品、そろった！：under the sun：So-net blog

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暗室用品、そろった！　[Darkroom] [編集]

ようやくそろいました。
Focomat を手に入れたのが 3 月初旬なので、3 か月もかかったのですね・・・。
まあ、焦っていたわけではないので、気にしてません。

大きなもの（引き伸ばし機、セーフライト、タイマー）は eBay で、残りの細々したものは、こちらで有名なカメラ屋で通販しました。
一番悩んだのが、どの印画紙にするか。

ここからは、銀塩プリントに興味がないとチンプンカンプンかもしれません。簡単に説明も加えるつもりですが、わかんなかったら、適当に読み飛ばしてください。笑

印画紙には、ベース素材の違い（2 種類）と、コントラストの再現特性の違い（2 種類）によって、大きく 4 つの区分けがある。
まず、ベース素材。繊維質のバイライタ紙と、紙の表面に樹脂加工をした RC（レジンコート）紙。詳しい説明は省きますが（笑）、とりあえず練習あるのみなので、処理の迅速性などの利便をとってまずは RC 紙で。
次に、コントラストの再現特性。ネガのコントラストに対応できるよう何段階かの諧調特性（号数、グレード）があります。ひとつのグレードだけに対応するシングルグレード紙（という言い方が正のかわかりません。こちらでは Graded Paper といいます。）と、複数のグレードに対応するマルチグレード紙があります。ただし、マルチグレード紙は、その印画紙をどのグレードで使うかを決定するフィルタと同時に使用しなければなりません。シングルグレード紙がフィルタは必要ありません。

今の主流はマルチグレード印画紙。なんのことだかわからない人でも、一枚の紙で複数のグレードに対応できたらそっちの方が便利そうって思いますよね？笑
なんですが、Focomat はそんなものが存在しない時代に作成されたものです。当然、紙はシングルグレードのものを使ってすばらしいプリントが作成されてきました。
それに、マルチグレードにするとフィルタも買わないといけなくなっちゃうし！笑
うん、それに倣って、まずはシングルグレード紙からやってみよう！シンプルでよろし！

・・・と最初は思っていたんですよ。
しかしですね・・・

やはり主流がマルチグレードになっているだけあって、シングルグレード紙の銘柄が極端に少ないんです。その店で取り扱いがあるのは、ILFORD と ORIENTAL だけ。
マルチグレードを見てみると・・・たくさんある銘柄の中で見つけてしまったのですよ。ある銘柄を。
その銘柄とは、最近気に入っているフィルムの FOMA の印画紙。

FOMA のフィルムを FOMA の印画紙でプリントしたい！
しかも、フィルムと一緒で、ほかのより安いときてる！
あっという間に意見を覆し、マルチグレードでいくことに決めました。笑

じゃあフィルタが必要ということで探すと、なんとフィルタをセットするフィルタホルダがセットになているのが売っているじゃありませんか！
これで一件落着・・・

そうは問屋がおろさなかったのです！！！！！
喜び勇んでフィルタホルダを取り付けようとしたら・・・付かない・・・

右のほうに見える棒につっかえて、取り付けられる位置までホルダが奥に入らない・・・。
しか〜し、今の僕はそんなことでは挫けません！
なんてったって、もうあと一歩でプリント始められるんですからね！
やる気の方が勝ってます。笑

ようするに、レンズの下にフィルタがあればいいだけでしょ？
じゃ、なんかで支えておきゃいいだけ。
フィルタなんて 2 〜 3 グラムだし。
オーケィ、オーケィ。

ということで・・・・長くなったので、明日につづくっ！