カメラ・ライフ Vol. 4 [Book]
以前のエントリでハービー・山口さんについて書きました。
いつかお会いしたいと。そしてプリントを見ていただきたいと思ってきました。
アメリカにいてはお会いするのは難しいので、せめて写真だけでも見てもらえたらなと常々思っていました。
そんな折、ハービーさんが応募作品から選択/コメントするという雑誌の企画を知り、写真を見てもらえるチャンスと、応募してみました。
「コンテスト」ではなく「Select & Comment」というところ、テーマが「美しい光」だったことも、僕にとってはポイントでした。
その雑誌「カメラ・ライフ Vol. 4」が 10/16 に発売となりました。
もちろんこちらでは当日に入手はできないので、結果は友人から知らされました。
なんと僕の写真が掲載されました。
嬉しいことに、出版社である玄光社の編集部担当の方が見本誌をアメリカにまで送ってくださり、昨日実際の紙面を見ることができました。
ちょうどどうやって入手しようか考えていたところだったので、とてもびっくりしました。
ハービーさんのコメントは、とてもやさしいですねぇ。
うれしかったのと同時に、勇気ももらいました。
実際にお会いしてお話ししたいと想いをさらに強くしました。
すばらしいコメントを残してくださったハービー・山口様、雑誌を送ってくださった玄光社の担当者様、本当にありがとうございました。
この場でも、改めてお礼申し上げます。
掲載されたのは、
もしよければ書店で確かめてみてください。
(本名で出てますが、所在地情報がアメリカとなっている写真です。)
The Dot by Peter H. Reynolds [Book]
The Dot (Irma S and James H Black Honor for Excellence in Children's Literature (Awards))
- 作者: Peter H. Reynolds
- 発売日: 2003/10
- メディア: ハードカバー
今日はちょっと写真から離れて、最近感動した本について。
といっても、絵本ですけど。
子どもが小さいこともあって、絵本をよく読みます。
子ども向けに書かれているので内容はとても簡単です。けど、よくできた絵本はとっても奥が深いです。
子ども向けですが、読むのは大人。子どもにも大人にも、とてもシンプルかつストレートにメッセージが書かれています。
今回の本は、娘が幼稚園から借りてきて偶然知った本なのですが、その内容にとても感動しました。
Vashti という女の子が Art クラスの終わりに白紙の画用紙を前に座っているところから絵本は始まります。
先生が気を利かせて「あら、吹雪の中のシロクマを描いたのね」という言葉に、「I just CAN'T draw!」と言い切る Vashti。
この「吹雪の中のシロクマ」という第一声もすばらしいですが、その後の展開はさらに wonderful!
この本の題材としては「絵を描く」ことですが、大人ならそれが絵に限らず、アート全般に言えることだとすぐわかるでしょう。もちろん写真にも。
絵本というとても「やさしい」形体をとっていますが、その内容は深く、大きく、そして力強いものでした。
子どもを持つ親御さんや絵を描く人はもちろん、写真を撮る人にもぜひ読んでもらいたい絵本です。
一応日本語版も出ているようです。
が、はやりここは原書にあたってもらいたいですね。
Vashti が「ワシテ」じゃいけません!笑
なんてったって絵本ですから、英語はとても簡単です。
あと、ほんとはここが大事なのですが、文字も含めてちゃんとデザインされているから、です。
も一度言いますが「絵」本ですから。
上田 義彦のカラー写真 [Book]
「at Home」を見てから、上田義彦さんのカラー写真が見てみたいと思ってました。
コメントをくれる kines さんややっさんは「美咲」を勧めてたし、実際に上田さんの写真集で手頃なのもこの写真集なので、手に入れました。
噂に聞いていた通り、これはタイトルが悪いですね〜。
モデルに伊東美咲を起用しているだけで、ちっとも伊東美咲の写真集じゃありません。
僕は上田さんのカラー写真が見たかっただけなので、伊東美咲の写真集じゃなくてうれしかったクチですが。(笑)
内容的には、好きな女性と過ごす何気ない一日といった感じで、色合いも渋く落ち着いていました。
色もさることながら、人物の見せ方や人物の入っていない写真との組み方など、今の僕にはいろいろと刺激がたくさん詰まってました。
ちょっとカラー写真、撮ってみよう。
事情があって、2 か月ほど現像/プリントできないので、カラー強化月間としようか。
Willy Ronis [Book]
Willy Ronis というフォトグラファーは「The Photography Book」という本を紹介したときに気になるフォトグラファーとして挙げていたのですが、久しぶりにこの本を眺めていて、もっと見たくなったので写真集を購入しました。
日本ではあまり知名度はないようですが、母国フランスではじわじわと人気があがってきているようです。
Ronis は Bresson や Doisneau と同年代のフランス写真家。印象としては Doisneau とよく似ていて、何気ないパリの日常を写しています。けど、Doisneau よりももっと身近で明るい感じがします。
Doisneau が好きなら、絶対に気に入ると思います。
有名ではないので、書店に在庫がないのが問題です。
僕も結局書店では見つけることができませんでした。が、地理的特権を生かして、安かったので見ずに購入しました。(笑)
結果、買ってとてもよかったと思ってるので、よかったのですが。
The private experience: Elliott Erwitt [Book]
The Private Experience: Elliott Erwitt
この本をご存知でしょうか?
ほとんどの方は知らないんじゃないでしょうか。
私は図書館で偶然見つけて知りました。
古い本で、1974 年発行の洋書です。
[peace] by ハービー・山口 [Book]
[peace] by ハービー・山口
先日のエントリに出てきた、ハービー・山口さんの写真集です。
ハービーさんの写真集というとミュージシャンを写した写真集が多いのですが、これは現代の若者の明るい笑顔、輝く瞳、澄んだ眼差を写したポートレートを集めたものです。