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長いやつ [Camera]

Kaleinar 2.8/150 test 1

先日の答えは「長いほう」です。
もっと人を撮ってみたいというのが理由です。
いわゆるポートレイトです。といっても家族や友達ですけどね。

ペンタコン用の中望遠レンズは有名どころでは、Biometar 2.8/120mm と Sonnar 2.8/180mm があります。
180mm だとちょっと長すぎるかなぁと思って、最初は Biometar 120mm に注目していました。
けど、同じ Biometar だし、120mm だとそんなに変わらない?と思って、その中間くらいの長さのを探していました。
そして見つかったのがロシアンレンズ Kaleinar 2.8/150mm です。
flickr などでどんな描写か見てみたところ、柔らかさがあって気に入りました。
そしてこれまたうれしいことに、ほかのレンズの半分以下の値段で手に入る♪
さすがロシアンレンズ。

R0020547.jpg

でも、さすが 150mm で F2.8 のレンズ、前玉がおっきいです。
重量はなんと 1kg もあります。
ペンタコン本体と合わせると確実に 2kg 以上になります。
一度ぶら下げてみましたが、首がもげそうです。
というか、その前にストラップが切れますね(あ、速写ケースに革のストラップがついているのです)。
落としては困るので、本体ごと持つことになりそうです。

Kaleinar 2.8/150 test 2

3 本くらい試写しましたが、やわらかくてとても好みです。
しかし、わかっていたことですが、ピントが薄い!
子供相手だとなかなか厳しい〜。だからこそうまくいったときはうれしいですけど。
それと、一応汎用フードを購入していたのですが、それでも浅かったらしくまだまだフレアが出ます。
フードもこれから探してみることにします。

Kaleinar 2.8/150 test 3

課題はたくさんありますが、時間をかけて仲よくなりたいと思っています。
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Biometar [Camera]

Biometar test 1

さて、そのペンタコンに付いてきた標準レンズ、Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80。
実はペンタコン自体を知るずっと前から知っていました。
たぶん flickr だったと思うのですが、スクエアフォーマットの写真を見ていていいなぁとおもったものに Biometar が何度か出てたんです。
なので、ペンタコンを探すとだいたいこのレンズが付いているのを知って、結構よろこびました♪

実際に使ってみて、思った通りのやわらか〜い、ちょっと湿気のある描写でとても気に入りました。
上の写真がまさにファーストショットなのですが、シャツの質感にやられてしまいました。
試し撮りしているときに、あることに気付きました。

自動絞りじゃない?
自動絞りというのは、ピントを合わせたりするときは絞り開放になっていて(つまりファインダが明るく見える)、実際にシャッターを切ったときに設定した絞りになって撮影される機構です。
そうじゃないと、撮影したい絞りに設定してファインダをのぞくと暗くてピント合わせるどころじゃなくなります。
で、実際に使っていてどうも自動絞りじゃないようなのです。
その時はもう外で撮影していてすぐに確認できなかったので、仕方がなく、ピント合わすときは手動で絞り開放にして、写す直前に絞りを設定し直していました。
で、当然やるわけです。絞りの設定し忘れ。
でも、上がってきた写真を見てびっくりしました。

Biometar test 2
間違えて絞り開放(F2.8)で撮ったもの

Biometar test 3
正しい絞り(F5.6 か F8)で撮ったもの

ネガのラチチュードが広いとは言え、露出 2 段〜 3 段違う写りに見えます〜?
(注:構図が変わっているのは言及しないように。気が変わっただけです。はい。)
もちろん、絞り開放の甘さだったり、そういう描写の違いは見て取れるのですが、絞り開放で撮って絞りが間違っていたことに気付いたときは「あ〜、真っ白け(白く飛んでいる)だろうなぁ」と思っていたので、ふっつーに写っていたことにかなり驚きました。
あと、怪我の功名?で、絞り開放の甘さだったり光のにじみ方がとても好きなことに気付いてしまいました。

で、その自動絞り。
家に帰ってから調べてみると、ちゃんと自動絞りだって書いてあるじゃないですか!
でいろいろいじくってるうちに、レンズから棒が飛びだしていることに気付き、それを押すと絞りが開くことを発見しました。
ということは・・・これが押されていないのね・・・この場所に対応するカメラ側はというと・・・

R0020429.jpg

ああ、なんか出っ張りがありました。
ゆっくりレンズを合わせてみると・・・ずれてました〜。
梱包時にミラーが上がっていて、ミラーと本体の間にクッションがかませてあったので、かませたときか僕がそれを開梱したときにずれちゃったのかもしれません。
少し下にずらすと・・・おお〜、ちゃんと自動絞りになった〜♪

いや〜、実絞りってやっぱ不便。
自動絞りって幸せ♪
ん?なんか最近似たようなことを言ったような・・・。

あと、予想してたけど、逆光にはかなり弱く盛大にフレアがでました。
ので、早速フードも注文しました。

それと、やっぱり標準画角って好きだなぁと思うのでした(中判の標準レンズは 80mm です。Rolleiflex 3.5F の 75mm はそれより若干広角だけど標準域)。
けど、それだけじゃいかんのです。
というわけで、次回ようやく登場です。
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ペンタックスじゃないよ、ペンタコンだよ。 [Camera]

DSC_4801.jpg

気を抜いていたら、前回の記事からまたもや 2 週間近く間が・・・いかん、いかん。
またブログレポートでマメ度 1 をくらってしまう。って別にそのためにやってるわけじゃないけど。

さて、シノゴとローライフレックスを使ってわかったこと。
ロールフィルムが撮影ペース的にも、コスト的にもいいこと。
大判写真の精密感には魅力を感じるけど、自分の写真では使う必要はないこと。
そして、6x6 がやっぱり好きってこと。

そう考えると、ローライフレックスでいいじゃん、って思いました。
確かにそうなんです。それで十分と思いました。たぶん、ローライフレックスだけで問題はないです。
でも、一つだけ要望があったんです。

違う焦点距離を使ってみたい。

ただそれだけです。
別になくて困りません。「使ってみたい」だけです。
でも、その気持ちは大切だと思うし、やってみることが出来る状態にあればやってみる。それが僕の考えです。

さて、違う焦点距離を使うということで、必然的にレンズ交換式の中判カメラを探すことになります。
実は前から使ってみたいカメラがあったんです。
けど、資金が豊富にあるわけじゃないので、そいつは候補から外れました。
そして見つけたのが、冒頭にある PENTACON six(ペンタコン シックス)というカメラです。

どんなカメラかはググってもらえばすぐにわかるので割愛して・・・。
このカメラ、何がいいって、安いこと!!(笑)
ただ安いだけじゃなく、安くツァイスのレンズが使えること(そのツァイスってところも、複雑なオトナの事情があるようですが・・・)。
ツァイスの 80mm F2.8 のレンズが付いて、整備済み個体でなんと $170 ですよ?
最新コンデジより全然安いんです!もう躊躇なく買えちゃいます。
実はちょっと躊躇したんですけど・・・(悲しい)、twitter で 2 人の方に背中を押していただきました。

で、80mm だとローライフレックスの 75mm と大差ないのは?と思った方。その通り。
狙っていたレンズは別にあります。これはただ本体買ったら付いてきたレンズです。
いえ、一応、このレンズも楽しみにしていたものではありますよ!

そのレンズとは・・・。長いの、短いの、どっちでしょーか?
つづく

おまけ


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初めてのシノゴ [Camera]

My first 4x5 (1)

しばらく前のことです。シノゴに興味が出ました。
35mm、中判ときて、その延長として単純に一度撮ってみたいと思っていましたし、Richard Avedon や Stephen Shore の大判写真を見たことが影響したのかもしれません。
ラッキーなことに、仲良くしてもらっている写真仲間にシノゴで撮影している人がいるので、その人に使い方を教えてもらいました。

撮影は、今まで使ってきたどのカメラとも作法が違っていて、とても楽しかったです。
大判カメラにはファインダーというという概念がありません。
フィルムをセットする場所にピントグラスがあり、そこで構図を決めたり、ルーペなどを使ってピントをチェックしたりします。つまり、フィルムに投影される風景をそのままピントグラスで見ているわけです。
すべてそれらの設定が終わった段階で、ピントグラスにあったところにフィルムをセットします。ファインダーがないので、セットした時点でどう写っているかは確認できません。もう一度確認したければ、フィルムホルダを外すしかありません。
そして、フィルムホルダの遮光板を外し、シャッターを切って、遮光板を戻し、フィルムホルダを外す。
これでようやく 1 枚が終わります。1 枚撮るのにものすごい時間がかかります。
もちろんこんな作業は両手を使わないと無理なので、必然的に三脚を使うことになります。

My first 4x5 (2)

でき上がった写真を見て、素晴らしいの一言。ものすごい情報量です。
やっぱり大判はすごいと思いながら、でも・・・

僕には合いませんでした。
僕はどっしり腰を下ろして撮影するタイプじゃなく、動き回って反射的に撮影するタイプなので、ああいいな〜と思ったタイミングと、実際にシャッターを切る(ことができる)タイミングとのズレがとても歯がゆいのです。
それでも、写真の出来はともかく(笑)、写真のきめ細かさを見るとため息出ますねぇ。

こうやって体験してわかったことは大きな収穫でした。
次に進む方向が決まりました。
僕には中判が限界だし、必要にして十分。
中判は、645、6x6、6x7、6x9 などがありますが、やっぱり 6x6 が好き。
ということで、次の一歩は・・・またの機会に書きます。

My first 4x5 (3)
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LOMO LC-A INSTANT BACK+ [Camera]

blossom

このニュースを知るや、すぐに買う!と決めていた LOMO LC-A INSTANT BACK+(http://microsites.lomography.jp/lca+/products/instant-back)。ようやく届きました。

名前からも、リンクからもどういったものかすぐわかると思いますが、LC-A をチェキにしちゃいましょうという製品です。
これの何が面白いかって、ほぼフルオート状態のチェキをある程度コントロールできるようになるということです。
といっても、カメラ部分が LC-A なので、できることは知れてますが・・・。
あと、最近 LC-A の出番が少なかったので、これでまた出番が増えことを期待して。
では、その雄姿です。

DSC_3628.jpg

うーん、なんてださかっこいい・・・。
取って付けました感ありありなのがいいですね。
いっちょまえに外付けファインダーなんぞ付いてたり。でもこれ、ファインダー部分が上下に数ミリ動くんですよ・・・さすがにいい加減。まあ、厳密さを求めてこのカメラを使う人はいないでしょうけど。

この商品、オリジナルの LC-A とその改良版 LC-A+ に対応してるのですが、ベースを LC-A+ にしてるので、LC-A ではやや不便なところがあります。

ここから先は興味のある人だけどうぞ。


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Elmar 9cm [Camera]

気付いたら、前回から 1 か月も経ってしまいましたが、みなさんお元気ですか?
僕の方はというと、もやもやは完全に解消したわけではないですが、もともと答えがあるものではないのでとりあえず進んどけーな感じでなんとかやってます。

さて、もやもや解消のため・・・ではないのですが、新しいレンズを購入しました。
これは昨年末から予定していたもので、昨年は超広角に挑戦したので、今年は中望遠と思っていたのです。
選んだのは Elmar 9cm。
男は黙ってエルマー。(単純にお金がないだけ。と、重いのが嫌いなので。)

R0019845.jpg

すごーく長いです。が、重さは見た目に反して軽いです。F 値が 4 ということも手伝ってるのでしょうね。
M3 は 50mm のほぼ等倍ファインダーなので、90mm がとても使いやすいです。
あと、撮っている感覚が中判に似ていると感じました。
視野角が狭いので被写体に集中できるし、焦点距離が長いのでぼけやすく被写体が浮き立つし。
そんなこんなで、結構テンポよく撮れてます。

mirror

まだ数は少ないですが、flikr に Elmar 9cm の写真もアップしていますので、よかったらどうぞ。


ぜんぜん関係ないですが、こちらは先週末からかなり暖かく、もう春です。
日中最高気温 19 度です。
でも、暖かくなるとアレが飛んでくるのですよ・・・現在ダダ漏れ中。
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愛しの SX-70 [Camera]

Soaps


以前からずっと欲しかったカメラがありました。
それは Polaroid SX-70。
説明のいらないくらい有名な名機です。

けど、ポラロイド社の倒産以降、フィルムの供給が途絶えることがわかっていては買えません。
ポラロイドフィルムを継続/復活させる運動があることは知っていましたが、それはあくまで運動であって、決定ではありません。
そんな 12 月のある日、ポラロイドフィルム復活のニュースがっ!!

そんなニュースを聞いたら、いても立ってもいられず、ソッコウでポチりました。
今が底値だったのか、状態のいいものがかな〜り安く買えました。
しかし、フィルム復活は来年の話。
今、どうしようかなぁ・・・と eBay などで調べたりしていました。


時を同じくして、ちょうどその頃 Twittertomo さんという方に出会いました。まさに僕が SX-70 のことをつぶやいたときに、リプライをいただいたのです。「いいですよ〜。」「私は eBay で買いましたよ〜」って。
そんな経緯があったので「どこかいい入手先はありませんか?」と質問したところ(tomo さんもカリフォルニア在住なのです)、「たくさん買い置きがあるので、よかったら 5 パック(1 パック = 10 枚)ほどお譲りします」とのなんともうれしい申し出が!
さらに、SX-70 用の ND フィルタも余っているのでどうぞと!!(ND フィルタについて、詳しくはこちら
さらにさらに、タダでどうぞと!!!

うひゃ〜っと、舞い上がったものの、さすがにそれは申し訳ない。
相応分お支払いしますと申し出たのですが、「いやいや、受け取ってください」と。
なんともありがたい。感涙
ここはそのお気持ちをありがたく受け取って、別途自分なりのお礼をさせていただくことにしました。

そして何という偶然か、本体とフィルムが同じ日に届いたのでした。

3428706

う〜ん、やっぱり SX-70、いいわ〜。
まず見た目がいい!
変形する姿にはぼれぼれ。
そして、なんといってもちゃんとピントが合わせられる!
こういうカメラって固定焦点やゾーンフォーカスが多いと思うのですが、SX-70 は一眼式のマニュアルフォーカス機なんです。

来年のフィルム販売開始が待ち遠しいです。
tomo さん、改めてありがとうございました。
今後ともよろしくおねがいしますね!
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