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Old Cameras [Camera]

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隣のアパートに住む日本人が、向かいの人の荷物整理を手伝っていてもらったという古いカメラをくれました。それが上の二つ。左が argus Seventy-five、右が ANSCO FLASH CLIPPER。
今はもうないフィルムサイズ(620 フィルムと 616 フィルム)。だけど、120 フィルムをちょっとした改造で使えるみたい。
それはともかく、見た目がいいねぇ。
FLASH CLOPPER のほうは、レンズを引き出す部分が蛇腹じゃなくてブリキみたいな金属板でできてる。(笑)

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動作をチェックしたところ、ANSCO のほうは大丈夫そう。
argus のほうは、シャッターを切ったあと、シャッター幕が戻らない。フィルム巻き上げ動作で閉まるんだけど、それではね。(笑)
でも、見るからに作りが簡単そう。前面に外してくれと言わんばかりにねじがあるし。(笑)

ということで外すと、ぼろっとレンズプレートが外れました。
その下にシャッターユニット。といっても、やってることはホルガと同じ(わかる人はわかりますね)。
動きが渋そうなところにオイルをさして何回かシャッターを切ってると、うまく動き出しました。

さて、組み付けようかと思ったところ、変なところから変なバネがポロリ・・・。
どうやらファインダーカバー部分のバネが取れたみたい。
なくても、カバーを閉めたときに下に引っ張る力がなく、ちょっとぱかぱかしてるだけで動作には問題ないんだけど・・・ここにもねじが!(笑)

うわ、虫眼鏡みたいなファインダーガラスが「置いて」ある。
そして、ストラップはボディとファインダーカバーで「挟んでる」だけ。
バネも簡単に外れたくらいだから・・・やっぱ引っかけるだけね。
すばらしくシンプル!


分解しながら思ったこと。
中身はホルガなんかとやってること同じなんだけど、当時は大まじめに作ってたんだろうな〜ということ。
そして、大まじめにこれで写真を撮ってたんだなって。
ちょっと写真についてまた一つ確認できた感じ。

直ってしまったので、一度は撮影してみなきゃいけないな。
argus のほうは 620 といって、幅は 120 と同じだけどスプール軸がもっと細い。だから、620 スプールを買って 120 フィルムを巻き直したら使えるみたい。
ANSCO のほうは 616。フィルム幅が少し長い。調べてみると 120 にスペーサーをつけて使ってるみたい。
ここなんかの作例を見ると、ちょっと期待しちゃうな。
来年の楽しみができた。(笑)
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Summar 1:2/50 [Camera]

glow
Leica M3 + Summar 1:2/50 (FOMAPAN400)

家族の写真をライカで撮りたい。
そう思うようになってから、どうしても使いたいレンズがあった。
それがこの Summar。

Web のいろんなところで Summar の写真を見たけど、光のにじむ優しい描写がとても気に入りました。
しかし、このレンズは「傷玉」でも有名。
前玉の硝材が柔らいため、傷がついているものがほとんど。傷があることを前提に買えとどこかに書いてあった。

日本みたいに中古店があまりないこの土地では、やはり eBay に頼るしかない。
基本的にレンズは現物を見て買うのが良いのだろうけど、仕方ないです。

eBay 奮闘記?


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Leica M3 [Camera]

Leica M3

さて、その Leica M3 です。

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Rolleiflex Standard ゴーストバスター出動編 [Camera]

以前 Rolleiflex Standard でカラー写真を撮った時に謎の赤いゴーストが出ました。そこに我らが PhotoManiacs さんがゴーストバスターとして以下のコメントを残してくれました:

原因を特定するために、1.まずカラーフィルムを入れてカメラを太陽に向けてあらゆる方向に回転させ(分かりやすいように3分くらい)、その後に日陰に移って、光の影響を受けない状況で1枚撮影してみてください。
2.その後は背面とボディの隙間周りをテープでふさいで撮影してみてください。
3.フィルム確認窓が背面にあってネジがついていない場合(f3.5は底面にスライドカバーがついています)は、三枚目以降その穴をテープでふさいで撮影してみてください。

その後仕事がとても忙しくなり、ゆっくりと実験する時間がとれなかったのですが、先週ようやく時間がとれたので実施してみました。その結果・・・

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Rolleiflex Standard でカラー写真 [Camera]


Rolleiflex Standard Tessar 3.8 + Kodak PORTRA 160VC

結構ちゃんと色が出ていると思うのですが、いかがでしょう?

あと、見てわかる通りおかしいです。
12 枚全部というわけではありませんが、8 枚ほどこういう状態です。
形状はだいたい同じです。

これって撮影時の感光ですか?
モノクロのときはこんな現象はなかったのですが。
それとも現像時のミスでしょうか?

Anybody, help me!


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Rolleiflex Standard [Camera]

ついに到着しました。Rolleiflex Standard。
コトの始まりは PhotoManiacs さんの

というコメント。

そういわれては、試さないわけにはいきません!(笑)・・・ということで eBay で探してみました。
Standard は f4.5 → f3.8 → f3.5 と推移していったようですが、暗い方がいいということなので(PhotoManiacs さん情報)、3.5 以外で狙ってみました。
が、なかなか出ないですね。3.5 はぽつぽつ出るのですが、3.8 は出ても現在値がちょっと高すぎたり、4.5 は今まで見たことないです。

しばらくして「ROLLEI ROLLEIFLEX Early TLR Camera + Tessar 3,8/75」という名前でスタンダードが出品されているのを見つけました。「Standard」と命名されてないのと、リスト表示のときに画像が出ていなかったので目立たなかったのですが、それがよかったのか、入札者は私だけ。
そのまま時間が終了し、ビッド開始価格がそのまま最終価格になりました。お値段 $99.99 なり。
チェコからの発送だったので、送料その他を含めて合計 $130.99 でした。

手にしてみて最初に思ったのは「小っちゃ!軽〜!」でした。笑
3.5F より一回り、いや一回り半ほど小さいです。重量も 3.5F の 1.2kg に対して 800g 弱。
「Standard」なだけあって、何も余分なものがないです。

次に、おもむろにファインダーをのぞいて一言。「暗っ!」笑
ファインダーを通して見るものすべてが哀愁漂って見えます。
いや、褒めてるんですよ。笑

あとは各部の動作チェックをして・・・。
フォーカスは大丈夫。シャッターも大丈夫そうです。
フィルム送りも・・・大丈夫そう・・・ん?フィルムカウンター、どうやって戻すの??
Web を探して数分、さすがにそんなことを写真付きで説明してるサイトはありませんでした。が、どうやらフィルムカウンターのリセットボタンがあるらしい・・・って、それどこ?!
どう見てもボタンらしいボタンなんて付いてません。
となれば、出っ張ってるものすべて押すしかない・・・。
ポチッ・・・ってならない。これはボタンじゃないらしい、というのを何回か繰り返すと、ふと目に留まったものが・・・。
まさかこれじゃあ・・・ポチッ、カシャ。あ、戻った。
ということで、隠しカメラのようなところにありました。
あ〜、焦った。これで一安心。

あ、今回は 3.5F の時ほど気合いが入ってなかったので、掃除をするのを忘れてました。笑
少しだけきれいにしてあげなきゃ・・・。

ということで、見た目は値段相応ですが、中身はしっかりしてそうです。
さて、どんな写真が撮れるか楽しみです!


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ROLLEIFLEX の魅力 [Camera]

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ROLLEIFLEX 3.5F Planar + FUJIFILM NEOPAN 100 ACROS

最近 ROLLEIFLEX がメイン機になっています。すっかり ROLLEIFLEX の虜です。笑
前にも書きましたが、ROLLEIFLEX、というより二眼レフのその撮影スタイルがとても心地よく、自分にはしっくりくるようです。

まず、撮影する構えがとてもいいです。腰や胸のあたりに抱え込むようにしてカメラをホールディングする。この構えで「撮るぞ〜!」というギラギラした(?笑)気持ちにはなりません。

また、仕組み上どうやっても速く撮れません。本体右側にあるレバーをまわしてフィルムの巻き上げ&シャッターチャージ、レンズの両脇にあるダイアルをまわして絞りとシャッタースピードの設定、本体左側にあるダイアルでピント合わせ、そして本体全面右下のシャッターを切る。手順がたくさんあるだけでなく、いちいち持ち替えが発生するので、早く撮ろうという気が起きません。

フィルムの枚数も影響します。12 枚というのは、24 枚撮りと比べると 2 倍、36 枚撮りと比べると 3 倍のフィルム交換が必要になります。そして交換作業も 35mm フィルムより手間がかかります。フィルム交換がおっくうになるので、あんまり速いペースで撮らなくなります。それに、速いペースで撮ろうとすると、その波に乗りかかったところでフィルム交換が発生して、テンポが崩れるのです。

そして、一番大切なのが、ファインダー。約 6 cm x 6 cm の大きさで、しかも実物よりも(そしておそらく出来上がる写真よりも(笑))立体的に見えるファインダーは、ある意味写真を撮らなくてもこれを見ているだけで結構幸せになれます。ファインダーを通した映像が頭の中でどんどん写真になっている感じです。
また、ファインダー面積が広いので、一瞬では見切れません。なので、どうしてもじっくり見ることになります。
そしてシャッターを押すと、「チャッ」ととても静かな音でシャッターが切れます。

個人的な感覚としては、一眼レフなどは狙いを定めてその一瞬をしとめる感じで、二眼レフは眺めているとそれが焼き付いて写真になる感じでしょうか。
このゆった〜りした感覚がいいんですよね〜。

少し道はそれますが、これが 47 年も前のカメラだというのもいいですね。
どんな時間を過ごしてきたのか、それを想像して、そしてそれが自分の手の中にあるという事実を見つめ直すと、とてもロマンがあります。笑


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